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今回は“27歳の青春”がテーマ
スーパー大人になりたいんです


−楽曲的なところだと、「為さねば成らぬぞ!!」がアルバムの真ん中にあるかなと思ったのですが。ロックな面とポップと面を持ち合わせた曲だし、まさにイナズマ戦隊の王道のような曲ですよね。

上中:そうなんですよね。この曲をシングルにした方がいいんじゃないかという話も出たぐらいなんですよ。僕が歌いたいことにしても、メロディーにしても、サウンドにしても、この曲がアルバムの核になっていることは確かで…だから、アルバムのタイトルも“為さねば成らぬIII枚目”になったんです。

−歌詞に関しても常に言い続けてきていることですけど、ここでも“何度でも悩みなさい”や“結果がどうじゃない”とメッセージしてますよね。

上中:そういうことって毎回言ってるんですけど、今回のアルバムは“27歳の青春”というのをテーマにしているんですよ。僕は、結果が全てじゃないと思うんですね。実際は結果がどうのってところに立たされて、結果がどうのってことを考えないとあかんわけですけど(笑)、だけども結果がどうのじゃないんやぞと。だから、1stアルバムで“結果がどうじゃない”って歌ってたとしても、今回はそれとはまた違うんですよね。結果が全てだということは分っているんですけど、それでも結果がどうのじゃないと思っている。そういう気持ちを持ってる大人って、めちゃめちゃカッコええと思うんです。良いことばかりがあるわけじゃないということは分ってしまったんだけど、それをしっかりと受け入れた上で前のめりでいたいというか…スーパー大人になりたいんですよ(笑)。

−そういう歌詞を書くにあたって、やはり自分自身とかなり向かい合いました?

上中:歌詞を書くのって、その時のコンディションとか、やる気にすごい左右されると思うんですね。今回、すごい調子良かったんです。だから、ほんとは触られたくないようなことまでスラスラと書けたんですよ。レーベルを移籍する時に1カ月間の休みをもらったんですけど、その時にいろいろ考えたというか…自分たちが立たされている位置というものや、これからどうあるべきなのか、俺は何を歌っていきたいのかを考えたり、それこそこれまでの3年間を振り返ったんで、いざこの曲の歌詞を書こうとした瞬間に、こういう言葉がバーッと出てきたという感じですね。

−自分に正直になれた? だから、触れられたくないから心の奥に追いやっていたものも包み隠さずに吐き出せたというか。

上中:そうですね。青春ものを書こうとした時に15歳ぐらいの子と同じ目線で書いたら、それは嘘になるじゃないですか。それって自分に正直じゃないし、カッコ悪い。当時は「大人になるのは嫌や」と思ってたけど、今の俺は大人になってしまってるわけやし…でもね、今、最高に楽しいんですよ。今の方が幸せやったりする。もちろん、いろいろしがらみはありますよ。そやけども、今の方が楽しい。だから、カッコ悪いところも出せるというか、逆に「こんなカッコええ大人もおるんやぞ」という感じなんですよ。

−そういう説得力のある歌詞もありつつ、逆に「後悔するなら反省をII」は「II」になって歌詞が思い切り変わってしまったわけですが…。

上中:「『後悔するなら反省を』の『II』を作るぞ!」ってメンバーに言い切ってしまったから、作らないとあかんようになってしまったんですよ(笑)。「I」は非常にメッセージ性が強くて、人気も高い曲なんで、どうやってもこれには勝てないと思ったんで、だったら逆というか、ほんまに後悔したことを書こうと思ったわけですよ。で、これで「『後悔するなら反省をII』なんて聴きたくないわ!」って言われたら「III」を作る必要がないやろうって。だから、この歌詞も自分に正直で、包み隠さずに書きました(笑)。

みんなに聴いてもらえたら最高
自己満足じゃないものができた


−このアルバムが出来上がった時は、どんな手応えを感じましたか。

上中:今回のアルバムは自分でもええ歌詞が書けたというか、正直になれたというのはありますね。昔、あんまり数字を気にしたらあかんってトータスさんに言われたことがあって、それ以来セールスのことは気にしてなかったんですけど、このアルバムは異様に気になるんですよ(笑)。ということは、それだけええものが作れたと思っているんでしょうね。

−自己満足ではなくなったらから、ちゃんと第三者に聴かせられるものができたということで?

上中:そうですね。みんなに聴いてもらえたら最高やなと思うというか…自己満足じゃないものができた。

−そういう部分で分岐点になるから、結果的にこのタイトルが映えるんですよね。

上中:でも、分岐点というよりもスタートですね。それは毎回そうなんですけど、今回は特に思いますね。「ここをスタートにして走り出そう!」という感覚が強いから、“為さねば成らぬ”というタイトルになったみたいな。でも、そんなタイトルにも名前負けしないええものができたと思います。

−このアルバムを引っ提げての全国ツアー『俺達はお前らのビタミン剤だ!ツアー 〜為さねば成らぬIII年目〜』が控えているのですが、今回のアルバムはライブ向けの曲が多いから、ライブも変ってくるんじゃないですか。

上中:それを期待してます。ツアーに関しては、笑いがあって、涙があって、感動があるという1つの軸があるわけなんですけど、100点を超える瞬間をかっちり観せれたらいいというか…例えば大阪だったら、大阪での俺らを観せる。ミスとか、成功とか、いろいろなことが重なって、リハーサルでは観せれないもの…リハでは100点しか作れないんですけど、ライブでは100点を超える瞬間があるんですよ。だから、それをより濃く観せれて、それがみんなの感動に繋がればいいなって。

−面白いツアーになりそうですね。

上中:やっぱりアルバムが出てからのツアーって、むちゃくちゃ楽しいんですよ。だから、すごく楽しみにしてます。それにね、ここまでの1つ1つがちゃんと形になってきていると思うんですよ。小さなところからやり始めて、少しずつやけど確実に動員が増え続けている。そういうのって自信に繋がるし、「ああ、今までやってきたことは間違ってなかったんや」と思える…それこそ為さねば成らぬですよね。だから、そんな自分たちを観せられるツアーにしたいですね。




■NEW RELEASE
  為さねば成らぬIII枚目
日本クラウン CROWN STONES
CRCP-40124
2,500円(税込)
2005年10月21日発売
     
■OFFICIAL SITE 
http://www.sma.co.jp/artist/inasen/
 
■LIVE SCHEDULE
「俺達はお前らのビタミン剤だ!ツアー  〜為さねば成らぬ三年目〜」

11/05(土)熊本DRUM Be-9
11/06(日)鹿児島CAPARVO HALL
11/08(火)米子ベリエ
11/09(水)高知キャラバンサライ
11/10(木)徳島JITTERBUG
11/12(土)大分T.O.P.S
11/13(日)長崎DRUM Be-7
11/16(水)新潟CLUB JUNK BOX
11/17(木)金沢AZ
11/19(土)仙台MACANA
12/05(月)札幌ペニーレーン24
12/07(水)名古屋ell.FITS ALL
12/09(金)松山サロンキティ
12/11(日)広島ナミキジャンクション
12/12(月)岡山ペパーランド
12/15(木)東京Shibuya O-East
12/17(土)博多DRUM LOGOS
12/20(火)大阪BIG CAT
12/23(金・祝)高松DIME
 
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